高齢者様との歌の会♪
リビングにご逝去された方の電子ピアノが飾ってあるので、時々弾かせていただいています。
歌っているときはどの方も生き生きと笑顔。
はじめは乗り気でなくても、なんとなく楽しくなる様子。
手拍子する人。肩を左右に振ってリズムに乗る人。足で拍子をとる人。
どんどんお顔の血色が良くなり、ほっぺたも唇もピンク色。
目はまるく大きくなり、潤いキラキラ☆
『ああ、スッキリした!楽しかったわ。また来てね、絶対よ!』
直後のお食事はいつもより食欲が湧く人がほとんど。
笑顔でごはんを食べる姿を拝見すると、うれしい⭐️
「おいしかったですか(^^)?」
ほんの20分前まで一緒に歌っていた方にたずねると、
『あら、あなたはだあれ?』
〜食べ終わるころにはついさっきまで歌っていた記憶は消えていく。
認知症〜在ったことも、実感した気持ちも、持続して覚えている時間が少しずつ短くなる。
どうせすぐ忘れるから楽しいことをしても、もう効果がない〜という意見も多い。
でも・・・ほんの短時間の生きがいでも「その人らしさ」が在って、それが命の証だとこの施設さんは言ってくれた。
時間の長さではなく深さ。しっかり心に刻んでいきたい。