夏まっさかり。大荷物での移動がキツイし暑い~
オンガク療法にでかけるときは、まるで大道芸人のよう。
キャリーバックに小型スピーカーや小さい打楽器を積め、背中にはピアニカ、
肩にはタンバリンなど持って電車で移動。プラス、帰りは上り坂。
近所の女子中高生はヒラヒラの日傘を差してお上品に歩いているのに
わたしは日傘を持つ手なんて空いてナイ・・・
電車といえば、最近いろんな沿線で新型車両が光っている。
あまり気にかけたことはなかったけれど、電車に詳しい生徒さんがいて
毎回新しい情報をよく教えてくれるので、注意して見るようになった。
きたきた!新型車両。うわさに聞いていた○○○○系。
内装は 間接照明も、液晶ディスプレイもとっても素敵☆
汗だくで乗り込んだけど、内装がきれいだとなんとなくお出かけ気分。
大荷物を降ろしドア付近に立っていると・・・ おっと!急停車!!
でも、掴むところがない!
はずかしいことに車両の中でわたしは転倒・・・
この手すり・・・ 掴むところないんだけど。。。
数分後に立ち上がると、同じくドア付近に立っていた人が何人か転んでいた。
あまり混んでない時間帯だったので、ドミノ倒しとかには全くならず、
大事な楽器たちも無事でよかったんだけど。
あとでじっくり見てみると、天井から床まで伸びているこのブロンズの棒、
右側は空洞になっていて、奥に手を伸ばすと確かに掴めるようにはなっている。
でもドアの開閉付近の左側は空洞がなくて、掴めない。
コレ、今どき福祉的に考えてアリエナイ設計なんじゃない?
早速帰って調べてみると、この新型車両の設計は
見た目のデザインGood派 と、からだの不自由な方の強い反対派と
賛否両論だった。
からだの不自由な方は転倒が怖くてわざわざ旧車両が来るのを待つらしい。
このブロンズの棒は「掴み棒」と呼ぶのだそうで、万一これにぶつかっても痛くない~
ということで 『安全優先』 で設計されたそうなんです・・・
そうなんだ、掴めなくても 安全なんだ。
乗り換えると、旧車両が来た!ヨカッタ。安心安心。
ガイドヘルパーさん、新型車両に出会ったらくれぐれも気をつけてくださいね。