音楽療法〜ミュージックセラピーの活動日。
午前中は神戸で個人セラピー。
午後から豊中へ移動してグループ活動。
電車を乗り継いで福祉施設を訪問する日常が少しずつ戻ってきました。
コロナ前、歌の活動に関しては声を出す効果として「発散」「開放」「口や舌の運動」「口腔ケア」「歌詞で文字読み」〜など行っていましたが、残念ながら今はそうはいかない。
なので、曲に合わせてのストレッチや手遊びをしっかり行って、楽器活動をメインに行っています。
どこの施設のメンバーさんも感染防止もあって、あまり出かけられない状況・・・運動不足です。良い季節なのにね、、。
大勢の職員さんが協力してくれて一緒に参加してくださっています。
タイコやマラカスや鈴を使って、いろんな曲に合せて様々なリズムを体験。意外と職員さんのほうがむずかしかったりして(^^)
メンバーさんの中には、持って生まれたすごいリズム感の良さを発見できたり。目は合わさないけれど、自然と手は動いてテンポ感よかったり!毎回いろんな発見をしています。
そして皆さんが楽しみにしているのが、リクエストコーナー。
自発的な発言や意思伝達(言語でなくても)していただくことが目標。
「○○さんのリクエスト」というだけで、知らない曲でも集中して鑑賞しています。コロナ前はリクエストした方に前に出て歌っていただいていましたが、いまは残念ながら私のキーボードでメロディ演奏。
「○○さんが好きな曲ってどんなだろう?」と、他人に興味を持つことも、自分以外の世界を広げる療育の一部です。
この日のメンバーさんからのリクエストは昭和歌謡:
「Woman〜"Wの悲劇"より」(なつかしい〜♪)
弾き始めると、私と同年代の職員さんは「おー!ヒロコさん」と喜んでおられました。職員さんから楽しそうなアクションがあると、メンバーさんはどこか嬉しそうに見ています。心が同じ線の上に立っている感じです。
この曲なかなかカッコイイ!
音楽的なつぶやきですが、写真はAメロの一部ですが、サビが転調、9th音はじまり。安全地帯のよくある曲パターンですね(^^)。
教室のレッスンでも、どなたかたぶん弾きたくなると思います♪
リクエストしてくださったメンバーさんは、好きな歌詞を自分で書き写すことが課題。書くことで気持ちを落ち着けておられます。自筆の歌詞で歌っていただける日が待ち遠しいですね。♪
ところで・・・
全然話は変わりますが、
こちらの豊中の施設は、森友学園のすぐ近く。
ずいぶん前、更地だった頃からここの前を通っています。
本当に巨大です。大きく広々とした立派な深い赤茶色の建物でした。
いまもニュースで建設直後の映像が流れていますが、
現在は、ニス塗ってなかったところはすっかり白く・・・
ほったらかしのようです。
でも、木々には春夏秋冬が訪れています。今は秋。
近くには大阪音大や公立小中学校も多いので、なにか遊び場にできたらいいのに〜と思います。もったいないですね、、
早く解決してスッキリしますように。