盂蘭盆会(お盆)に毎年お参りする四天王寺。
この地域で育った私は小学校の頃から数えると〜40年間、四天王寺に来ています。
父と祖父母の京都のお参り+四天王寺の万灯供養はお盆のセット行事。
えーー、、
しかも、六時堂へのお参りも予約が必要とのことで、階段下でのお参りでした。
こんなん、初めて。
炎天下もあってか、参拝する人も超少ない。
お盆の時期にこんなに空いている四天王寺なんて。
おかげで、じっくりお寺を見ながら散策できるのも初めて!でした。
いつも初めにお参りする六時禮讃堂。
屋根のカーブが本当に美しい。
お参り慣れた本堂へスタスタ階段を登ると「予約ありますか?」と聞かれました。
ちょっとショック。
お盆の時期、有料区域は無料。これは例年通り!
五重塔の真下まで入らせていただき、いつもローソクを立てる場所で合掌。
五重塔にお位牌を安置されているご家族は、さぞかしお会いしたかったことでしょうね。。
五重塔の入り口までの石段に「石に細菌が付いている可能性あり、座らないでください」と注意書きがありました。(すみませんが、かなり笑ってしまった)
金堂の救世観音菩薩像を参拝🌟
よかった、中に入れました。
実家をかたずける時、何度か救世観音様にお参りしていました。
思い出のひとつひとつをかたずけるのも辛い。
そして、だれもいないのはわかっていても、帰る場所が無くなる〜というのは本当に辛かった。近くに救世観音様がおられただけでも、ありがたかったです。
私は金堂の中の壁画が好きで、いつもゆっくり眺めながら参拝しています。
昨年は仏教を調べているうちにインドの歴史にハマり、ヒンズー教の本をいくつか読みました。今年はまたちがった目線で壁画を鑑賞できました。
金堂を出た後、いつも人が溢れかえっている通路を散歩。
燈篭の下をゆっくり歩くのも久しぶりです。
吹く風が気持ちよく、暑さをしのぎました。
今年も参拝の記念に御朱印をいただきに行くと「ここから遠いけど太子殿に寄りなさい」と言われました。
たしかに、今まで人で溢れていてあまり参拝していないかも〜。お参りしました。
「ようこそ、暑い中お参りご苦労さまです。」
優しい笑顔で迎えてくださいました。
靴をぬいで中に上がらせていただき、正面に座れました。
なんとも厳かな空間。ふしぎとゆったりした風が吹いていました。
帰路は中門への石畳の道へ。
この道が好きで、今年もしみじみ歩きました。
途中の英霊堂。むかしは大釣鐘堂だったそうですね。
元三大師堂。
「ちえの輪くぐり」しました。
良いアイディア!メロディがピンときますように🌟
慣れ親しんだ四天王寺。
ひと気も少なかったからか、今年はゆったりとお参りできました。
何かの節目?であるような2020年。
お盆にお参りしなくちゃ!ではなく、新しい目線で参拝できた炎天下の午後でした。
万灯供養はなかったけれど、それでもお参りしなさいと🌟いうことになっていたのでしょうね。
visited on Aug.12